翻訳の誤解

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チベット問題に関してよく、チベット側が求めているのは「高度な自治」だという表現を見かけます。今まではふーんそうなんだと疑っていなかったのですが、実はこの表現には問題があるそうです。下記のブログに説明があります。

チベット語から英語に翻訳されるときに「genuine autonomy」と表現されたものだが、元のチベット語で言われていることは「名実を共にする自治」なのだそうです。

英語になった「genuine」を日本語にするときに「高度な」になったのかもしれませんが、手元の英和辞典でgenuineを「高度な」といっているものはないので、どうして「高度な自治」と日本語でいわれるようになったのか、ちょっとよく分かりません。

英和辞典に載っている「正真正銘の」という語を使えば、幾分本来の意味(上に掲げた「名実を共にする」)に近付くように思えますが、どういうニュアンスで言われているのかは、やはり英語でなしに原文・原語に当たるべきなのでしょう。

英語だけで世界を見ることは時として危険ですらあると思います。これは立場を変えてみれば納得されるでしょう。英語しかできない人が日本情報を海外に流していたとして、そんなものの信頼性は危ういと普通思う筈です。

グローバル化をいうなら、アラビア語、ロシア語、スペイン語、インドネシア語、モンゴル語など、様々な言語を理解する人を増やす必要があるのでしょう。

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