前世や来世というのは、現代の日本人にとってはほとんど縁のない世界です。
が、チベット仏教の僧侶の話を聞いて、なぜそのような概念が有用であり得るかということは理解できた気がしました。
うまれかわりという概念があると、街ですれ違っただけの見知らぬ人でも、前世では自分の親や兄弟であったかもしれない。前世の前世の前世の、ずっと前までさかのぼれば、誰とでも何かしら深い関わりがあるんだよ、ということです。
つまり、誰に対しても分け隔てなく思いやりを持つために、前世やあるいは来世では身近な肉親であったかもしれないという気持ちを持つことが役に立つということです。
うまれかわりを心から信じるかというとなかなかそうはいかないけれども、それが役に立ち得る概念なのだということが分かったのが収穫でした。
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