自転車をこぐダライ・ラマ

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ダライ・ラマ14世の偉大な点として、仏教を押し付けない、仏教に閉じないということを挙げられると思います。ダライ・ラマはいうまでもなくチベット仏教のトップですが、世界中で読まれている彼の本は、特に仏教徒や仏教徒予備軍を対象とせずにごく世俗的な一般人向けに書かれ、しかしながら仏教のエッセンスに基いています。

ダライ・ラマ こころを導く言葉365』(春秋社)もそういう一冊です。仏教の見方に立脚しながらも、仏教徒以外に門を閉ざすわけでもなく、ましてや仏教への改宗を迫るわけでもなく、平易かつ論理的、常識的な言葉で書かれています。

本の主旨とあまり関係ないことながら、この本には面白いくだりがあります。

肉体労働をせずにすむ人々の多くが、肥満や病気を恐れて健康維持に多くのエネルギーを費やしています。実は私も同じです。私はあまり出歩きませんから、しかたなく自分の部屋で毎日自転車をこいでいます。

部屋の中で自転車をこぐダライ・ラマ! なんとユーモラスな。

さて、今ダライ・ラマは日本にきています。20日には長野、22日には金沢、26日には横浜で、法話や講演があります。詳しくはWebサイトに情報があります。横浜では地下鉄の駅に講演会の大きなポスターが貼られていたそうで、日本での関心も高まりつつあるように思 われます。

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