英和辞典などを提供しているウェブサイトで、発音記号の表記をどのように行っているか、気になりました。ある程度Unicodeの文字を活用しているかと思えば、文字によってはなぜか画像を使っていたりと、どういう方針なのかが見えづらいのです。
例えば、Yahoo!辞書の英和辞典では、ASCIIで表せる以外の発音記号はほとんど画像に頼っているように見受けられます。試しにalthoughなんていう言葉をひいてみると、[ɔːlðóu] と発音が記されているうち、l と u 以外は全部画像です。ただ、thoughtをひくとthの音にあたる記号がθで記されています。これはギリシャ文字シータで、JIS X 0208で表せるので使っているものと想像できます。してみると、ASCII + JIS X 0208で表せるかが、文字か画像かの基準となっているのかもしれません。ちなみにYahoo!辞書のウェブサイトの文字コードはUTF-8です。
これがgoo辞書になると、画像に頼らず文字として表している程度がもう少し高くなります。例えば、compassionという語をひくと、ASCIIにもJIS X0208にもないǽが文字で表されています。ただし、əやʃは画像を使っています。また、先に例示したalthoughについてYahoo!辞書と比較すると、ðとóを画像でなく文字にしているところが違います。ただし、ɔːはやはり画像です。この辺の、画像か文字かの分かれ目がどこにあるのか、goo辞書については私には見出せませんでした。
goo辞書もYahoo!辞書も、文字コードはUTF-8です (ちなみにInfoseek辞書はEUC-JP)。せっかくUTF-8を使うのなら、Unicodeにある発音記号を使えばもっとすっきり綺麗に表示できるのにと思います。Unicodeのどこまで対応すればいいか分からないというなら、JIS X 0213にある文字という基準で対応すれば、大体の用は済むはずです。


