この記事は単なる思い付きなので眉に唾をつけた方がいいかもしれません。
国際的な標準において各国のニーズを満たすということに関して、2つの異なる理念があるように思われます。
ひとつは、各国がそれぞれ自分のいいように要件を設定して、他者が容喙せず自己責任で決定し、それらを仲良く併存できるようにするという考え方。日本は日本で自分のことをやりますから、中国は中国で、タイはタイで、インドはインドで決めてください。それぞれで決めたことを尊重しましょう、という考え方。各自が自分の庭を綺麗に整備して、結果的にみんな幸せになるという感じ。
もう一方は、アメリカ企業のグローバリゼーションみたいに、俺たち主導で世界の要件を満たす単一のものを作ってやったからみんなそれに従え、というパターン。ブルドーザーでガーッと地ならししてしまうみたいに。
おそらく多くの日本人になじみやすいのは前者だと思います。しかし、なんとなく、後者の方が勢いがあるような感じがする。
前者は軋轢が少ない一方、スピードにおいて劣るかもしれない。また、自分がうまくやっているように他国もうまくやっている筈だという前提に乗っかっているので、ある意味、自分以外のことは他人任せ的な部分がある。一方後者は、企業が世界規模で事業を進めていくには都合がいいかもしれないけど、自分というちっぽけな存在が世界中のことを決めてやるんだというような、独善的な弊害がある。
どちらがいいということは一概にいえないのだけども、標準という同じ言葉で言い表していても、理念の点で人によって違いがあるかもしれないということは、意識されて良いように思います。