先週は用事でまた函館に行っていました。趣味の写真はまた後ほどとして、ちょっ と文字の話を。
函館市内の看板などを見ていたら、気になる文字がありました。携帯電話からTwitterに投稿した画像を使って紹介したいと思います。
まず、函館の「函」の字。この画像を見ると、「函」の第1画が第2画とつながっています。函館の人はよくこういう書き方をするようです。国字を研究している笹原宏之氏は、小樽の銭函についてこうした字形の例を写真で挙げています。HNGでこの字を検索してみると、やはりこうしたつながった形のものが見えるので、手書きではよくこういう形になるものかもしれません。手書きの形は活字と同じではないという例といっていいと思います。
それから、別の看板にあった「与」の字。この画像を見ると、「与」の最終画の横線が縦線と交差しない形になっています。これは中国語用のフォントでよく見掛けるので「中国の与」だと思っている人がいるかもしれませんが、そういうわけではありません。私の理解するところでは、この字はもともとこう書かれていたのが、書き方の癖で縦線と交差するようになって、それが定着して活字にも使われるようになったもののようです。HNGで見ても交差したものはないようです。
街を歩くと、いろいろ気になる文字にでくわすことがあります。
