Sony Readerを買った直後、JIS第3・第4水準漢字が表示できるかを試してみたのですが、あまりにもつまらない結果だったのでブログに書くのもほったらかしにしていました。しかし、年末でもあることだし、折角なので簡単にご報告しておきます。
結論から書くと、Sony Readerはホッケ (JIS第4水準の「𩸽」2-93-44) を食べられません。その他、第3・第4水準もたいがい対応していないようでした。ただ、「ㇷ゚」を表示しようとしたら半濁点のない「ㇷ」になったので、X0213の文字が完全に全滅というわけでもないようです。
Sony ReaderはXMDFやEPUBやPDFといった書籍用のフォーマットのほかにプレーンテキストを表示することもできます。この機能で第3・第4水準を表示できないかと思ったのですが、全く駄目でした。
UTF-8でもShift_JIS-2004でもEUC-JIS-2004でも、どれでも第3・第4水準には対応していませんでした。あまつさえ、4バイトのUTF-8があると文書全体の表示が駄目になるという体たらくです (どうもLatin-1と誤認されているかもしれない)。
以前「電子書籍のための文字コード技術入門」という記事を書いたように、書籍にはJIS X 0208にないJIS X 0213の文字がたくさん現れます。学校の教科書にも、小学校3年でX0208にない文字を習うのを筆頭に、さまざまなJIS X 0213の文字が使われています。つまり学校の電子教材にもJIS X 0213の文字は必須です。ですから、電子書籍端末はすべからくJIS X 0213の文字に対応すべきなのです。
今後、ソフトウェアのアップデートでこの辺も改善されるといいなあ、と期待しておきましょう。
なお、私がテストしたのはSony Readerの初期のモデルPRS-650です。また、本記事のタイトルに関連しては、「Kindleはホッケを食べられるか」という記事も以前に書いています。